再生プランによる街並み景観イメージ
築20年〜30年、階段室型RC5階建ての共同住宅は多数現存しています。 建物の老朽化にともなう建て替えプランにおいては、入居者への負担を極力抑え、また、今後の社会ニーズに対応した空間づくりが求められています。この計画は、30年間住み慣れた街としてのたたずまいを残しつつ、既存の建物の上部に新しい建物を積み上げていくという、大変ユニークで斬新な発想です。さらに、新しいコミュニティを生みだす、空中で各住棟をつなぐ通路や広場など、画期的な空間構成を実現していきます。入居者が既存の建物で生活しながら、新しい住戸が完成し、新規に分譲する住戸数を確保することにより、既存入居者の負担を大きく軽減します。
老朽化した旧住戸を効果的に補強。耐震性や耐久性を高めたリニューアル住宅として工事後、安心して再入居できる。
特許 第 4256239 号
既存住棟の屋上の緑化は、省エネルギー効果を高め、また、家庭菜園や、子供の遊び場など、住民の暮らしにうるおいをあたえる空間としてよみがえる。
コストメリット 余剰住戸の売却益の一部を、入居者用新築住戸、リニューアル工事費用に充当することにより、総建て替えのケースに比べて、自己負担が軽減される。また、長期にわたる仮転居にかかる経費も大幅に削減できる。