不動産、金融商品など個別の資産をひと塊の全体像として捉え、いかに有利な運用プランを設計できるかがカギを握るが、そこにはそれぞれの専門的な知識・ノウハウの存在が不可欠になる。この要請に対処するのが専門のファイナンシャル・プランナーが集まるＦＰ相談センター(名古屋市)だ。中立的な立場で顧客のニーズに対応、これからの資産運用のあり方を提示する。同センターエスクロー事業部取締役で不動産運用に精通する吉田貴彦氏に聞いた。
FP相談センターの特徴をたとえるなら、『ファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）の集合体である』と語る吉田氏。資産活用や運用などに関する文字通りの相談業務を軸に、金融や保険、不動産など関連する分野での啓発などを目的にした執筆・研究やセミナーの開催といった事業を行っている。
同センターでは、保険、住宅・不動産活用、金融資産、年金、相続・税金などの分野ごとに専門家を配置、資産に関する個人のあらゆる相談にトータルに対応できる体制を整えている。保険に特化した『保険相談センター』（村上実社長）、経営診断・業務改革推進支援の『経営相談センター』（細江英明社長）のグループ二社があり、両社から対法人業務の依頼も受ける。
−『トータルに対応する』とは？
つまり個人の生涯設計づくりを支援するということだ。相談主の立場に立って、あくまでも中立的にアドバイス・コンサルティングする『資産のホームドクター』というのがコンセプトである。ただ、ひと口に相談といっても、その内容は、『相続処理とアパート経営をいかに効果的に行うか』といったように広範囲に及ぶ。そのために各分野の専門家が集まっていて、現在、提携ＦＰを含め約20名体制で動いている。
ケースや担当者ごとに様々な考え方があるであろうが、例えば、株価の下落については、個人や企業の長期の財務調整で乗り切れる場合がほとんど。デイトレーダーは例外だが、株式運用に関して担当者は長期投資を考える傾向が強い。当然これは、資産全般の運用をアドバイスする中での提案であり、個別の銘柄を推奨することはない。不動産も同様。相談主が保有している資産全体を捉えて提案するので、住宅会社や不動産会社が提案する土地活用のような資産運用手法とは性質が違ってくる。
それは例えば、不動産という資産を守るために保険商品を組み合わせる場合も出てくるし、中小企業向けに自社株対策や事業承継も考えた資産運用プランを組み立てる場合もある。あくまで『総資産の運用』を前面に据えるためで、必ずしも『アパート経営がベスト』だとか『相続対策のために借り入れを起こすべき』などの単純な提案に終わらないケースが多々ある。
資産運用という切り口で我々(の能力)を役立てていただければと考えている。ただ、事業主のご意向や会社の規模、装置産業なのか流通会社なのか形態も千差万別。場面に応じた適切なプランづくりを行うことが求められる。例えば、技術力の承継を主眼に置いた場合などにＭ＆Ａ（合併・買収）の活用も視野に入ってくるだろう 。
契約の内容を中立的にチェック・確認するエスクロー事業を軸に、有利な住宅ローンや火災保険などの提案をするが、その際、建てた家、購入した住宅に価値（将来にわたる持続的担保力）がなければ意味がない。そのためにインスペクション（住宅検査）をセットする。
新築の場合では、基礎工事や上棟、完成まで、それぞれの建築段階で5、6回の現場検査を行い、分譲でも完成・現状検査を実施する。品確法（住宅品質確保促進法）による国指定の（住宅性能）評価機関などが現場チェックした場合でも、そのうえで住宅検査を行う。二重三重の検査によって住宅の資産性をさらに確固たるものにする。総資産の質を維持・向上させるためにも重要な業務だ。
−耐震偽装があっただけに重みがある？
そう考えている。その意味でハウスインスペクションへの要望は高まるだろうし、それだけに強化していくべき業務だ。
＜会社概要＞
「ミラクル構法」東海地区正規統括代理店
株式会社FP相談センター
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄
4-1-1 中日ビル6F
TEL：052-263-5001
FAX：052-261-6001
ホームページ：
http://www.happylife.ne.jp
この度は、FP相談センター株式会社の吉田取締役様、この企画にご賛同いただき、ご取材にお応えいただきまして誠にありがとうございました。名古屋、中部エリアを中心に多くの不動産関連の相談に応えておられる吉田様。FP相談センターとしましては、税金や日頃の生活相談、不動産などに至る資産関連のプロフェッショナルの方が各セクションごとに相談を受けられておられます。その中で、吉田様は不動産・資産運用などに特化して相談を受けられております。もちろん「ミラクル構法」の中部エリアでの伝道師となって「匠コンシェルジュ」でウェブ上でもご活躍をお願いしております。今後はぜひ、中部エリアのオーナー様の夢を叶えるため「ミラクル構法」を活用し、営業したままビルを増築し、収益物件に変え、まさに吉田マジックを私たちにご披露いただけましたら弊社の夢も叶います。
FP相談センターの特徴をたとえるなら、『ファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）の集合体である』と語る吉田氏。資産活用や運用などに関する文字通りの相談業務を軸に、金融や保険、不動産など関連する分野での啓発などを目的にした執筆・研究やセミナーの開催といった事業を行っている。
ケースや担当者ごとに様々な考え方があるであろうが、例えば、株価の下落については、個人や企業の長期の財務調整で乗り切れる場合がほとんど。デイトレーダーは例外だが、株式運用に関して担当者は長期投資を考える傾向が強い。当然これは、資産全般の運用をアドバイスする中での提案であり、個別の銘柄を推奨することはない。不動産も同様。相談主が保有している資産全体を捉えて提案するので、住宅会社や不動産会社が提案する土地活用のような資産運用手法とは性質が違ってくる。
契約の内容を中立的にチェック・確認するエスクロー事業を軸に、有利な住宅ローンや火災保険などの提案をするが、その際、建てた家、購入した住宅に価値（将来にわたる持続的担保力）がなければ意味がない。そのためにインスペクション（住宅検査）をセットする。
